今年も現代寺子屋で、夏の手仕事「梅仕事」を開催しました。
今回作ったのは、青梅から作る梅肉エキスと梅シロップ。
青梅をすりおろし、丁寧に搾り、じっくり煮詰めていく、昔ながらの手仕事です。
「こんなに時間がかかるんだね。」
「昔の人は本当にすごい。」
そんな声があちこちから聞こえ、手を動かしながら自然と会話も弾みます。
約10kgの梅からできあがった梅肉エキスは約500g。
たくさんの梅が、ほんの少しのエキスへと姿を変えていきました。
煮詰めている間も、誰かがお昼ごはんを準備し、誰かが木べらで鍋を混ぜ続け、空いた時間にはスパイシー梅シロップ作りも。
役割を決めなくても、自然と「今できること」を見つけて動く姿が、とても印象的でした。
梅肉エキスを搾った後は、果肉や種についた実までじっくり煮込み、搾りかすジャムに。
鍋や木べらを片付けるときには、「もったいない!」と、ヘラについたエキスを指ですくって味見。
「すっぱーい!」
そんな笑い声が調理室いっぱいに広がりました。
お昼は、おむすびと蒸し野菜に梅味噌や搾りかすジャムを添えて、みんなでいただきます。
自然の恵みを最後まで無駄なくいただく。
昔から受け継がれてきた知恵を体験しながら、そのおいしさも、手間も、みんなで分かち合う時間となりました。
現代寺子屋が大切にしているのは、作り方を学ぶことだけではありません。
手を動かし、季節を感じ、人と語らい、一緒に食卓を囲むこと。
そんな何気ない時間の中に、人と人とのつながりや、暮らしの豊かさが育まれていくことを、私たちは何より大切にしています。